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2015年11月14日

動画広告にも共感が必要

テレビでもインターネットにおいても近年、広告に必ず利用されるフォーマットというのが動画ですね。コンテンツがリッチになる中、動画広告というものは極めて有効な宣伝手段です。

しかしながら、どんどん動画広告が増え続け多くの広告が埋もれている現状ですね。そういった現状の中、一つ突き抜けた印象を持たせなければ熾烈な広告合戦に勝つことは出来ません。

そうは言っても、何が必要なのかよくわからない人も多いと思います。ということで、どのようにして突き抜けさせるのか動画シナリオという切り口から今回記事を書きます。

動画で伝えるべき点とは何か

お客様にとって商品を購入する上でもっとも重要なのは、会社名や実績という部分だけではありません。お客様はその商品が自分にとってどのような影響を与えるかという点が重要なのです。

例えば弁護事務所が「借金返済について」という題目で広告を出していたとしましょう。よくありがちなのは、借金返済をどうやればいいのかや、その知識について卓越しているという主張しか存在しないというものです。これはユーザーが理解出来る範囲を、わざわざ動画広告で説明しているだけになっています。

そうではなく、借金返済について弁護事務所がどのようなスタンスで関わっていき、お客様の意見を汲み取れるかといったお客様個人に影響する部分を説明する必要があります。そういった説明から心がけていかなければ、お客様視点として広告から感じられるものが全くなくなってしまいます。

また、お客様の人生と繋がるような訴えかけが必要です。その訴えかけというものは、商品の性能や中身よりターゲットユーザーがどのようなシーンでその商品を利用するかを先回りして考えて、織り交ぜていかなければなりません。

こちらも良い例を出すと、米アップル社のiPhoneのCMはそのポイントを抑えています。カメラやGPS、プロセッサーの性能を単純なゴリ押しではなくその機能を利用するシーンを登場させることで、自分にとっての影響や人生を意識させて購買行動へ繋げることができた成功例です。

つまり共感がキーワードに

ここまで書いてきたことに共通しているのは共感というキーワードです。その商品による影響や訴えかけこそが、お客様の人生において共感という形で響いてくる必要があります。

共感というのは、どのような商品であっても必要なものであり、時代が変わり続けても必ず人間が共感することで購買行動の動機になることは変わりません。「私もそうなんだよ」という共感は、より意欲をかきたて知るキッカケになってくれます。

人が広告を見るのは一瞬です。文学のように思考させているようでは、プロモーションに失敗しているといってもいいでしょう。いかに考えさせえず、感覚として共感が得られるかということがいかにその人を刺激させているかということがよくわかります。

動画にシナリオを載っけること

ここまでお話してきたことを踏まえ、動画に落としこむとなると必ず必要になるのは先程から何度も言っている単なるゴリ押しではなく、シナリオを作ってあげてその中で意識づくりをしていくというところです。

お客様の状況を理解したうえで、この商品によってどのように状況か変わるのかや影響されるのかをシナリオとして書いていく必要があります。

ここまでは5W1Hを理解していれば簡単な話です。また、その作業をより考えやすくするためには、お客様の関心事に対して伝えるべき情報を合わせる必要があります。

お客様は何に関心が高くて、その情報と繋ぎ合わせるためには共感や人生といったものの中から、どのような材料やアプローチが必要かをよく考えると、すぐに形作ることが出来ます。