マーケティング部 マーケティンググループ 集客チーム 川上様
クリックできる目次
Toggleこんにちは!
今回のインタビュー取材は、昨年(2020年)オフィス移転された渋谷のココナラ本社を訪れ、マーケティング部の川上さんにお話しを伺いました。川上さんはココナラ入社前の別会社でもマーケティングを担当されていた、その道のプロフェッショナルです。
取材を通して、ホワイトボードアニメーションを使った動画広告のお話や、今後の動画広告への取組み、そして東証マザーズ上場後(2021年3月)のココナラ全体の方向性についてもじっくりお話を伺いました。
今回制作された動画作品はこちらです。
ホワイトボードアニメーションを選択された理由
この度はお時間頂きありがとうございました。
2020年、2019年と弊社のホワイトボードアニメーションを動画広告として活用して頂きました。その経緯をお知らせ頂けますか?
はい。まず、僕が入社する前から、すでに御社にホワイトボードアニメーションを作成して頂いていたという背景があります。その動画を、facebookやTwitter、YouTubeなどで広告動画として配信していたんです。
それほど昔の動画を使って頂いていたなんて知りませんでした。
それがすごく効果がよかったんですよ。
僕が入社後も、何本か他のアニメーション動画も作りましたし、実写で作る動画なども試したんですが、何回かA/Bテストしてもホワイトボードアニメーションが勝つぐらい、クリエイティブとして強かったんですよね。
A/Bテストもやっていたのですね!
そして、2019年にココナラはテレビCMをやったんですよ。それなりの予算を投下してテレビCMを打ったんですが、テレビCMを流すと、FacebookやYouTubeの広告視聴がめちゃくちゃ伸びるんですよ。
テレビCMを見てココナラの認知度が上がるので、結果としてSNSで反応してもらいやすくなるんですね。結果的に、SNS広告にもこれまで以上に予算を投下する必要がありました。
その際に、これまでのホワイトボードアニメーションを広告として使うという選択肢もあったのですが、さすがに内容が古い情報のままだったので、最新のココナラに合わせて動画の内容もアップデートしようと。
なるほど。
もともとあったホワイトボードアニメーションが良かったからということですね。
でも、あえて言うならホワイトボードアニメーションを使う理由ってありますか?
あえて言うなら、ホワイトボードアニメーションみたいな動画ってほとんど他で見ない、ユニークなフォーマットということでしょうか。
広告で効果を出すためには、みんなが見慣れたものを広告にするよりも、何か引っかかりのあるものを出す必要があるというか、特に動画の場合は最初の5秒が大切なので、そこでユニークなものが見せられるといいなぁと常に考えています。
また、Facebookの動画広告は90%ぐらいの人が無音で見るんですよね。そのため、無音でも理解できるというのが、基本的に広告動画を制作する上で大切だと考えているんです。
そう考えると、ホワイトボードアニメーションって他ではまず見ない、かなり独自性の高い動画フォーマットですし、文字を手で書いてるところを目で追ってもらう形式なので無音でも全く問題ない、むしろ伝わりやすいという特性があるなぁと。
なので、ホワイトボードアニメーションを今回も作っていただくことになりました。
すごくよいご意見ありがとうございます!
我々は目下の悩みとして、制作に特化しているので、制作した動画のその後の効果は正直なところお恥ずかしい話でなかなか追うことができていないんですよ。
なのでよくホワイトボードアニメーションの効果を問われることがあるのですが、、なかなか生の情報としてお答えすることができず、、そのような実際のA/Bテストの話はとても貴重です。
あと今話しをしていて思ったのが、なぜホワイトボードアニメーションがよいかという話なんですが、
2、3年前ぐらいから料理系のレシピアプリが流行っていると思うんですが、それの広告やSNSの動画で、料理シーンを真上からカメラで撮影して、それを早回ししてる動画ってあるじゃないですか?あれってなぜか見ちゃうんですよね。
あれって、何もないところからだんだん何かが出来上がっていく過程を、すごくテンポよく見せるからだと思うんですよ。そういう意味で、ホワイトボードアニメーションも最初は何が描かれるのか分からない状態から徐々に出来上がっていくのを目で追っていくものですよね。多分そういうのって人は見ちゃう習性があるんじゃないかと思います。
なので他の動画よりも視聴完了率が良く、結果的に成果が出やすいのかなと思いますね。
弊社制作サービスをご利用されたご感想
広告動画を制作することが多いかと思いますし、今後制作する機会が増えると思うのですが、、ホワイトボードアニメーション制作過程についてはどう思われますか?
制作しやすいと思います。
ホワイトボードアニメーションというフォーマットだからこそでしょうね。制作初期の段階でやるべきことが明確なんですよね。0から動画を制作するとなると、ありとあらゆるポイントを考えて、組み立てることが必要ですが、
ホワイトボードアニメーションの場合は、文字で何を伝えるのかが主軸で、それ以外の装飾とかスピード感というのはその次に微調整するようなものなので、そういう意味で最初の段階で何か考えるべきことがフォーカスされていて、制作する上ですごい整理しやすいし、やりやすいと思います。
「ホワイトボードアニメーションのフォーマット」という視点はこれまでなかったので勉強になります!確かに制作する際に最初に決めるべきポイントが絞られると思うので制作しやすいのではないかと思います。
今後ココナラでの広告の取組みについて
最後に、川上さんの視点で、今後のココナラの取り組みについておしえてください。
弊社が東証マザーズに上場したタイミングというのもあり、もっともっと世の中の人たちにココナラというサービスを知ってもらいたいと思っています。
これまでも、上場に向けた成長を目指していて、そこにはテーマがあったんですよ。こういう成長を目指すぞ!というテーマが。
それに即したホワイトボードアニメーションを作って頂いて、オンライン広告で流していたんですが、上場した今は、次の目標というか、方向性は同じなんですが、さらに大きな目標に向かって成長しなければいけないんですよね。
例えば、今までは特定のカテゴリーに注力してたりしたんですけど、、
そのカテゴリーとは”イラスト”とか”翻訳・語学”とか”占い”とかそういうカテゴリーのことですか?
そうです。強化するカテゴリーを意識していたんです。
とくに、ココナラを仕事で使ってくれる人をとにかく増やしたいという視点が大きかったと思います。
仕事でココナラを使ってくれる人?
はい。
僕のミッションは、ココナラで何かを買ってくれる人を増やすというものなんです。
ココナラを使って”仕事を”発注する人を増やすぞと。今まで別のところへ外注していたものを、ココナラにリプレイスしてもらうことなどを特に強く意識していました。
上場後は、もちろんこれまで通り仕事の発注をしてくれる人を増やすこともやるんですが、それ以外でもココナラを使ってくれる人を全体的に増やしていこうと。
カテゴリー問わず、一人でも多くのココナラユーザーを増やしていこうと。世の中の当たり前のサービスにしていこうという感じです。
そうすると。広告メッセージの伝え方もちょっと変わりますね。
そうですね。仕事で使う人、プライベートで使う人、それぞれに最適なメッセージを広告を通して伝えられたらいいなと思っています。
サービス版のAmazonを目指す
ターゲットを広げ、裾野を広げると聞くと、、少し前の記事で上場後に鈴木社長が「サービス版のAmazonを目指す」という記事を見たのを思い出しました。
そうですね。
弊社は基本的に「サービス」や「スキル」を販売するオンラインプラットフォームを運営しています。ココナラミーツやココナラ法律相談もそうです。
ハウスクリーニングだったり、弁護士への相談というものも、オンライン上で探してマッチングできることで、時間や場所の制約がなくなり、より自分の好みの人にお願いできたり、より納得した品質のサービスにたどり着けたりするようになると思っています。
一昔前までは仕方なくオフラインで頼んでいたことや、そもそも頼める人がいないと諦めていたことが、ココナラに出会うことでそれらがすべてオンラインで解決できる世界が広がるので。困ったらココナラで探してみようという純粋想起のプラットフォームという意味で、「サービス版のAmazon」ぐらいの規模にならなくては、と思います。
この度はお忙しい中お時間頂きありがとうございました。
最後に
インタビュー取材の冒頭で、僕の人生の恩師とも言える南会長が顔を出してくれて記念撮影して頂きました。ありがとうございました!そして上場おめでとうございます!