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2019年12月21日

ホワイトボードアニメーション制作における重要な5つのステップ

ホワイトボードアニメーションについては様々な意見があるでしょう。
味気ないと思う嫌いな人、シンプルで好きな人様々でしょう。

多くの人が気が付いていないことはホワイトボードアニメーションには3つの重要な要素で複雑なことをシンプルにそして明確に伝える優位性があるということです。

その3つ重要な要素とは、

・継続してイラストが描かれる
・描く手
・白い背景

です。

これらがホワイトボードアニメーションの特徴となり他のアニメーションスタイルと
一線を画すゆえんです。

必要以上にイラストを多用せず、華やかなカラーを多用しない、
誰が見ても理解できる平坦で本当にシンプルに制作することを心掛けているのです。

これが最初から最後まで見てくれる状況を生み出しているのです。

さてホワイトボードアニメーションの特徴についてのお話はここまでとして
この制作における重要な5つの制作ステップを見てきましょう!

1.シナリオの用意

この工程では少なくとも以下の3つの問いに答えられるようにしましょう。

・あなたの視聴者が解決しなければならない問題は何か?
・どのように、どんな商品やサービスがその問題を解決できるか?
・なぜあなたの視聴者はその問題を解決するためにあなたの商品やサービスを選ばないといけないのか?

この問いかけは特に説明動画を作るときは重要で意外と回答できない人が多いです。
ぜひこの回答をもとにシナリオを組み立ててみて下さい。

2.絵コンテの制作

この工程はイラストの構成やその動き、要素を決める最も重要な部分です。
そして動画制作の意図や目的をもつクライアントと制作者の理解を埋める
最も時間が掛かるところだったりします。

全てのコマの手が入る構図や出来る限り場面の移り変わりをさせないことも考慮して設計しなければなりません。

3.イラストの制作(考えを視覚化する)

あなたの商品やサービスのブランド価値を伝えるイラストスタイルを考慮して
イラスト間の繋がりや構図を考えます。

クライアントにとってははじめて視覚的に作品が見えてくるので制作者としては気の抜けない工程です。

4.アニメーションの制作(作品に命を吹き込む)

これは動画をより躍動的に視聴者を飽きさせないようにアニメーションの要素を加えていきます。

必要であればキャラクターアニメーションを組み入れて個性を引き立てることができるとクオリティが上がります。全体を通して秩序ある整然として動きをさせることが重要です。

5.ナレーションや音楽・効果音の制作

通常この部分は最後の工程なのですが案件によりシナリオ制作後にナレーション収録を進めることもあります。

そのことによりその後の工程で収録されたナレーションのトンマナ(トーンとマナー)に合わせて制作を進めることで作品のクオリティが上がる場合があります。

が通常はこのシナリオの用意の時点でナレーション原稿やナレーターの選出が
できていないことが多いです。

ただこの音声部分は作品の質を左右する非常に重要なホワイトボードアニメーションの要素だと考えています。

以上のステップで制作を進めます。

教育やマーケティングの動画ツールとしてプロフェッショナルなホワイトボードアニメーションに敵うものはない!と考えています。

教育場面では学習という側面を面白おかしく学べ、マーケティング場面では最後まで視聴を促す効果が期待できます。

もしどのような動画スタイルがいいのか迷われているのであれば
ぜひホワイトボードアニメーションを検討してみて下さい。